(更新はこれで最後になるかもしれない)日記
女性にとっての不幸な時代が再び訪れるのなら、
男性にとって女性がそういう存在でしかないのなら、
逆に女性はそれ以外のことをする必要はない、
誤解の無いように予め言っておきますが、上の言葉の意味はつまり、

電気がやってくれなくても、家事なんてやめてしまえばいいということです。

以前書いたこととは真逆ですって? それはそうですよ。分かっていて書いています。
それもとんでもないことをね(苦笑

女性を過度に見下す男性に謙(へりくだ)る必要があるかといったら、
それは全く無いですしね。洗濯物も食器も、汚れたままずっと放っておかれたら、
一体どうなるでしょうね? 男女は協力して生きて来たんじゃないんですか?
電気があるお陰でその辺の感覚が麻痺しただけですか?

過去に強姦された経験のある女性が、
専業主婦として家庭に収まることが出来るかといえば、
それは難しいと言わざるを得ません。
ただ、この先電気も無しで企業を生かし続けることは難しいし、
それ即ち雇用も維持出来なくなり、個人の自由の保障も利かなくなる訳で。
一人暮らしというライフスタイル自体、電気無しでは有り得ない。
でも電気が手を貸してくれなくても、人間は生きていかなければならない。

電気が無かった時代は、男と女が手を取り合わなければ生きて行けなかった。
それが再来することが、所謂女性の自由を奪うことであるというのなら、
電気はやはりなければならないし、
イコール原発を使うかどうかという議論に再び繋がってしまう。
原発を使わずあの電気の量と料金体系を維持することは不可能だからです。

メタンハイドレートが火力発電の燃料としてどれ程の効力を持つかは不明瞭、
しかもそれが実用化に至るまでに、電力会社は電気料金の値上げを待てるか?
これまたNO。

値上げ分を補填し、企業を存命させる意味でTPPを妥結するか?
これも危険だと言わざるを得ません。
再び震災が起こって食料を調達しなければならなくなった場合にも、
わざわざ海外から取り寄せることを余儀無くされるからです。
平時からしてそうなるという前提で話を進めるワケですから、
非常時もそうだというのも当たり前です。

一年前のあの時は、事実全国の農家の方々の支援によって生き伸びた人々が大勢います。
この国から農家がいなくなったら? 想像すると恐いですね。
食料の奪い合いでもするつもりなのでしょうか。
日本が島国であるが故に、海路や空路を使わなければ支援が得られない。
その際輸送に掛かる時間はどの位でしょう?
そうなった時に、あなたはどれだけ待てますか?

加えて料理を一から作れる人も、相当数確保されなければならないですし、
(そんな時に作って持って来いだなんてまさか言うとは思いませんけど)
全ての家庭でハウスキーパーを雇うだけの余裕があるか?と問われれば、
無いから電気に頼って来たんです、と答えるしかありません。
料理はやりたい人だけやればいい、というものではないです。

原発という味方を失った今これからの時代、女性だけが夢を諦めるのは不公平で、
しかもある程度の職業選択の自由が欲しい、というのであれば、
男と女が住み分ける以外に道はありません。
一方の女性が働いて、一方の女性が家事をする。同性同士の結婚みたいなもので。
少なくとも今のこの国は、女性にとって優しい国とは言い難いですし。
男性が強硬姿勢を崩さないのなら、女性も強硬姿勢のままでいいんです。
電気が可能にして来たことを、電気が齎した財力に伴い生まれた驕りを、
一旦全て捨てるくらいの覚悟がなければ、原発との決別なんて出来るハズがない、
この国が生まれ変わることなんて出来ないんですよ。

暴力で何でも何とかしようとする人達がいて、
それに反発して電力で何でも何とかしようさせようとする人達がいる。
必要以上のものなんて、今の世の中幾らでもあります。
大衆向けの娯楽が発達してからは特にそう。
何もかもバラバラなこの国をまとめる助力になればと思って、
ただの一国民がこれまで散々戯言を言って来ましたけど、
今のままではまとまらないのなら、いっそ一度一思いにぶつかり合った方がいい、
という俺自身の(半ば身勝手な、半ばこの国の為を思っての)方針の転換により、
こんなことを書かせて頂きました。


最後に、これまで自分は日本は狭いとか地震が多いとか、自分が生まれた国でありながら、こき下ろす様なことばかり言って来ましたが(まあ実際今のこの国の在り様は嫌いですけど)、これから段々と良くなっていけばいいと思ってますよ。

男性は結婚する以上女性の人生に責任を持つべきだし、
親は子供の人生に責任を持たなきゃいけない。
当たり前なことが当たり前に出来る世の中になることを祈っていますよ。

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